主な建設工事
施工事例
鳥海ブルーライン
鳥海ブルーラインは、鳥海山麓の草原を左右に迂回しながら登ることができるドライブコースです。
冬期間は積雪のため通行止めとなりますが、5月の大型連休前には、熟練の土木オペレーターが操作する除雪車を稼働させ、短期間で集中的な除雪作業を行います。除雪作業後、道路の両側に出来る高さ数メートルの「雪の回廊」は、観光スポットにもなるほどです。この景色を観てみたいと、県内外から沢山の観光客が訪れます。
由利橋
かつて旧本荘市街地と石脇地区とを結ぶ懸け橋として利用されてきた由利橋は、老朽化が進んだために架け替え工事を実施。平成25年にトラス形式の橋から斜張橋としてリニューアルされました。
新たな由利橋は、レガッタレースが盛んな地域のため、河川を広く利用できるようにと橋脚の配置を工夫したり、景観への配慮からシンボリックな主塔を設置したりしています。現在では、市のランドマークとして、主塔及びケーブルは「由利タワー」の愛称で親しまれています。
大内ダム
大雨による洪水被害の軽減化や、水道水の安定した供給を図ることなどを目的として、平成20年3月に完成しました。大内ダムは秋田県内の河川管理者が管理するものとしては最も小さなダムですが、総事業費は約55.8億円です。
ダムに貯まった水を放流する「供水吐き部分」を下流側から見てみると、まるで巨大なロボットの顔のように見えることもあり、地域住民に深く親しまれています。
奈曽川砂防施設群及び河川公園
鳥海山の西側に位置する稲倉岳を源流とする奈曽川は、かつて大雨のたびに周辺集落に土石流災害をもたらしていたため、暴れ川と呼ばれていました。
昭和8年、県内で初めての砂防事業として工事着手し、その後、砂防堰堤(えんてい)や床固工(とこがためこう)などの砂防施設を多く設置しました。長年、土石流に悩まされてきた本郷地区には、「奈曽川河川公園」が整備され、かつての暴れ川も現在は水に親しむ憩いの場へと変わりました。
日本海沿岸東北自動車道(日沿道)
新潟県より山形県・秋田県の日本海側を縦断し、青森県へと至る高速道路です。
この道路の整備により、他の県や地域との高速道路網がつながることから、色々な効果が期待されています。例えば、災害によって国道7号が分断されるような事態が発生しても、由利本荘エリアの孤立を防ぐ代替道路となることや、救急医療施設への素早いアクセスを可能にすることなどです。さらに、日本海側の各都市間の交流促進にも期待が高まっています。
由利本荘総合防災公園
市民が安全・安心・快適に利用できる「複合型交流拠点」として整備され、その中核を担う由利本荘アリーナが平成30年10月にオープンしました。
施設のコンセプトは多様で、市民の安全なくらしを支える防災拠点としてはもちろん、広域スポーツ交流拠点、地域のにぎわい交流拠点なども掲げられています。このコンセプトに沿ったイベントなども行っていく予定です。多くの人が行き交うまちづくりと、安全で快適な市民のくらしづくりへの貢献を目指していきます。